前歯を失ってしまったとき

前歯の入れ歯3つのチェックポイント

嫌もしも前歯を失ったら……どう思いますか? きっと多くの方が「奥歯を失うより嫌」と感じることでしょう。歯を失った時の不具合や不便さといった機能面だけでれば我慢できることも、見た目の問題となるとそうはいきません。

前歯を失ったままでは、笑えないどころか、会話もできないと思う方もいるかもしれません。では、もし前歯を失ってしまったら、どのような修復方法がいいのでしょうか。

「すぐに何らかの方法で代わりの歯を手に入れなければ…」と思うことでしょう。選べるのは、「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」の3つですが、ブリッジやインプラントに抵抗がある場合、入れ歯という選択肢になります。

しかし入れ歯と一言でいっても、たくさんの種類があり、どのように選んだらいいのか迷ってしまう方も少なくありません。前歯の入れ歯を作るときにぜひチェックしていただきたいポイントや、費用について、お話します。

誰かと話す時、人前で話すとき、第一印象の笑顔で重要な要素を占めるのが、前歯です。ニッコリ笑ったときに見える歯が失ってしまったとなると、不安になりますよね。そんな方には審美面が優れた自費診療の入れ歯を検討してみましょう。

 理由1自費診療の部分入れ歯は、目立たない!

保険診療の入れ歯の場合、失ってしまった歯の両隣の歯にクラスプと呼ばれる金属のバネを掛けて固定します。笑った時、話すときなど、口を開けるたびにその金属が見えてしまう場合が多く、見た目が気になる方にはおすすめできません。

理由2自費診療の部分入れ歯は、違和感が少ない!

完成した入れ歯が天然歯に比べて厚みがあると、相手に違和感を与えることがあります。もちろん、自分自身も違和感を感じます。薄くて違和感の少ない入れ歯を選びたい場合は、自由診療の入れ歯の素材から選びましょう。そもそも、保険診療の入れ歯だと、強度を保つためにある程度厚みが出てしまうものなのです。保険診療の入れ歯で使われる素材は、薄く作ると破損しやすいため、歯茎に当たる部分(義歯床)が、厚みのある硬い素材のプラスチックになります。口の中の粘膜に、大きなプラスチックを被せるのですから、当然、違和感を感じたり、食べる時に不便さを感じる方もいます。

理由3自費診療の部分入れ歯は、安定感がある!

顎の骨が痩せてしまっている方の場合、せっかく入れ歯を作っても肝心な入れ歯を支える筋肉が足りないことによって、入れ歯を使い続けることが困難になる場合があります。そのような方でも、しっかりと安定させることができるのが、自由診療でつくる部分入れ歯です。保険診療の部分入れ歯は、前述した通り厚みがありますので、どうしても浮いてしまいがちです。特に顎の骨が痩せてしまっている方の場合は、安定させることが難しいため、おすすめできません。

具体的にどんな部分入れ歯を選べばいいの?

説明以上3つのチェックポイントを踏まえた上で、前歯を失った場合におすすめの部分入れ歯をご紹介します。見た目に違和感がなく、機能的にも優れている部分入れ歯にはどんなものがあるのか、それぞれの特徴を踏まえて、自分にぴったりと合った部分入れ歯を選択されてください。

-BPSデンチャー

おすすめ理由1:ピッタリとフィットした精密な入れ歯

BPSデンチャーは、技工士が直接立ち合いの元、口腔内にフィットする精密な入れ歯を製作する為、上下左右の型取りを行い、お口の自然な動きに合う型取りをします。結果として、噛み合わせやお口の筋肉のバランスを考慮した、患者様にとって最適な入れ歯製作になります。

おすすめ理由2:入れ歯をしているとばれない

BPSデンチャーは、天然歯のように見える高品質な素材を使用し、審美性にも長けた「フィオレナス人口歯」を使用しています。 また、患者様のお口のサイズや形は人それぞれですので、顎や歯の形のサイズ・色も全てご要望に叶うよう設計することが可能です。

おすすめ理由3:臭いがなく殺菌効果に優れ、清潔を維持

BPSデンチャーは、従来の入れ歯と異なり、変形や入れ歯に気泡が入ることがありません。 BPSデンチャーは特殊な方法で製作するため、高密度で気泡が入りません。その為、気泡が原因で臭いや変色になってしまうことを防ぎ、清潔を保ちます。

-マグネットデンチャー

「マグネットデンチャー」と呼ばれる磁石式入れ歯なら、下顎の骨が痩せてしまっている方にも対応可能です。磁石ですので、簡単に取り外しができます。付着した汚れも自分で洗えて、隣の歯への負担もかからない、なのに安定してしっかり咬める、人気の入れ歯です。

メリット1:磁石で固定するので、顎が痩せていても安定する

バネの支えや、顎の骨が痩せ歯茎の土手が低くなってしまっている方、入れ歯を安定させるのが難しくなってしまった人でも、しっかり安定させることができます。歯茎の中に埋め込まれた金属と、入れ歯に埋め込まれた磁石でしっかりと固定しずれにくいという特徴があります。

メリット2:完全固定のインプラントと違って、取り外しできる

従来の部分入れ歯と同じように取り外しも簡単で、お手入れがしやすいのも優れた特徴です。歯磨きの際や付着した汚れが気になった際は、取り外してキレイにできます。きちんと清掃をすれば汚れが溜まることもないので、口の中を清潔に保つことができます。

注意点1:歯の根っこかインプラントが必要

マグネットデンチャーは、歯の根っこの上に被せるように「磁性金属」(磁石にくっつく性質をもつ金属)を装着しますので、歯の根っこが残っていることが必須条件です。抜け落ちてしまった歯には処置できません。しかし、根っこがなくとも、インプラントを併用することで処置できるようになります。その場合、インプラント埋入のための手術と、それに伴う金銭的・肉体的負担が伴います。

注意点2:磁気が体に影響する可能性がゼロではない

MRIやレントゲンなどの検査の際には外さなければなりません。マグネットデンチャーの磁石の磁気が、ペースメーカーを使用している人に影響はないのかと質問されることがありますが、磁気が口の外に漏れることはありません。周囲に迷惑をかけるといったことはありませんので、安心してご使用いただけます。例外が金属アレルギーをお持ちの方です。デンタルオフィス相模原では金属アレルギーをお持ちの方に対応できる、ノンスクラプデンチャーも取り扱っていますので、お気軽にご相談ください。