BPSデンチャー(完全オーダーメイド義歯)

BPSデンチャーについて

説明BPSデンチャーはヨーロッパ発症の入れ歯製作技術のことです。正式名称をBio functional Prosthetic System(生体機能的補綴システム)と言い、フルオーダーメイドの義歯を製作できる技術です。

今までの義歯とは製作過程からまったく異なり、「咬める」「痛くない」「外れない」「きれい」をすべて叶えられます。BPSは、歯科技工士の立ち会いのもと、患者様の口の状態をチェックし、筋肉や顎の動き、咬み合わせ、発音の仕方、笑顔のバランスなどを一つ一つ確認しながら、製作していきます。今までの義歯と大きく違うのが、咬んだ時の義歯の位置と力を、完全に再現できるようになったとうことです。

BPSデンチャーのシステム

説明製作工程が綿密にシステム化されています。そのため、歯科医師、歯科技工士のコミュニケーションや意思疎通、情報共有を正確に効率よく行うことができ、それぞれの患者様の希望を詳細に反映した義歯を作ることができるのです。
※Ivoclar Vivadent社によるトレーニングと試験を経て、一定水準を満たした歯科医師、歯科技工士だけが、BPS公認歯科医師、BPS公認歯科技工士として、BPSデンチャーを作製できます。

 

BPSエステティックデンチャーの特徴

  1. ピッタリとフィットした精密な入れ歯
  2. BPSデンチャーは、技工士が直接立ち合いの元、口腔内にフィットする精密な入れ歯を製作する為、
    上下左右の型取りを行い、お口の自然な動きに合う型取りをします。
  3. 結果として、噛み合わせやお口の筋肉のバランスを考慮した、患者様にとって最適な入れ歯製作になります。
顎の動きに合うフォナレス人工歯

BPSデンチャーは、天然歯のように見える高品質な素材を使用し、審美性にも長けた「フィオレナス人口歯」を使用しています。
また、患者様のお口のサイズや形は人それぞれですので、顎や歯の形のサイズ・色も全てご要望に叶うよう設計することが可能です。

臭いがなく殺菌効果に優れ、清潔を維持

BPSデンチャーは、従来の入れ歯と異なり、変形や入れ歯に気泡が入ることがありません。
BPSデンチャーは特殊な方法で製作するため、高密度で気泡が入りません。その為、気泡が原因で臭いや変色になってしまうことを防ぎ、清潔を保ちます。

BPSデンチャーの工程

入れ歯ができるまでの大まかな流れは、型採り→咬み合わせの確認→歯が仮に並んだ入れ歯での最終確認→装着となります。BPSデンチャーシステムでは、口についてのあらゆるデータを収集してからようやく歯型の採取をスタートします。入れ歯(義歯)を作ってからも、2~6カ月ほど装着して頂き、咬み癖をまず治した上で、完成義歯を入れることもあります。

1 診査

口腔内・周囲の筋肉・顎関節の診査によってさまざまなデータを収集します。

2 咬み合わせの再現

仮の咬み合わせを採り、咬合器という特別な機械で咬み合わせの位置などを再現します。

3歯型の採取(歯科技工士立会い)

※ BPSデンチャーシステムは、ライセンスを持った専門の歯科技工士が必ず立ち会います。
より精巧な入れ歯を設計するため、歯型を採取します。特徴は、口を閉じた状態で上下顎の型採りをする点です。通常の入れ歯は、口を大きく開き、上の顎、下の顎を片方ずつ型採りします。咬む力がかかっていない状態で型採りをしているので、どうしても装着した際に違和感が出てしまうのです。また、通常の入れ歯の型採りだと、弾力や粘膜、動きがある口の中の状態を型に反映させることは難しいです。入れ歯の製作は型採りを行う歯科医師の技術と感覚に依存してしまいます。BPSデンチャーシステムでは、口元の筋肉の動きまで考慮にしながら、口を閉じた状態で歯型を採取します。

4歯の選択(歯科技工士立会い)

※ BPSデンチャーシステムは、ライセンスを持った専門の歯科技工士が必ず立ち会います。
顎の動きをチェックしながら咬み合わせの高さや位置を決めると同時に、人工歯の大きさ、形、色なども選びます。

5仮合わせ(歯科技工士立会い)・調整・トレーニング

※ BPSデンチャーシステムは、ライセンスを持った専門の歯科技工士が必ず立ち会います。
完成に近い形の入れ歯を患者様のお口に合わせ(仮合わせ)、良い咬み合わせが再現できているか、痛みや違和感はないかをチェックします。痛みがなく、安定したら、次はトレーニングです。

6 装着・完了

精密な技工操作によって、精度の非常に高い最終的な入れ歯を製作します。「咬める」「痛くない」「外れない」「きれい」のすべてが叶う、BPSデンチャー(入れ歯)の完成です。

特徴1

患者様自身の口の動きで、自然な圧力をかけた状態での型採りなので、口の中の形態を正確に再現して型採りできる。

特徴2

口元の筋肉、唇、舌についても、きちんと入れ歯に反映させることができる。

特徴3

ツバを飲み込むなどの動きまで考慮した型採りが可能。元の歯と何ら変わらない日常の暮らしが可能な入れ歯を作成できます。

BPSデンチャーの素材

BPSデンチャーシステムで使用する素材ですが、歯肉部分に使っているのは「イボカップ(別名:加熱加圧精密重合レジン)」と呼ばれる素材です。従来の入れ歯作製法では、製作中に入れ歯が若干変形するため、固まった入れ歯の中に多くの細かい気泡が入ってしまっていました。

イボカップは常に6気圧(3t)で加熱加圧填入するため、温度による変形はほぼありません。また高密度のため気泡も入らないので、臭いや変色も気になりません。さらに、強度も非常に大きいので、床の厚みが薄い、違和感のない入れ歯を作ることが可能です。